日頃のご愛顧ありがとうございます。
2021年12月に始めた当ブログも早いもので記事が50本に達しました。日頃読んでいただきありがとうございます。
せっかくキリのいい数に達したので、ここ記事別アクセスランキングベスト10など発表してみようかと思います。ご笑覧くださいませ。
ではもったいぶって第10位から順に紹介します。
第10位 高村峰生『接続された身体のメランコリー』 我々は何かを失ったが、何を失ったのかわからない。
高村峰生による英米文化批評『接続された身体のメランコリ-』が10位。こんなにマニアックな本が上位に来るとは意外でした。嬉しい驚きです。
第9位 松浦理英子『最愛の子ども』 危うい関係を曖昧に描き切ること
松浦理英子による実験的、かつ大変読みやすい学園小説の記事が9位に。最新作『ヒカリ文集』も最高だったのでそのうち紹介します。
第8位 三浦哲哉の『映画とは何か』映画そのものの感動とは何か
三浦哲哉による本格的な映画批評『映画とは何か』が8位。これもかなり専門的な内容の本なのでこの順位は意外。すごく好きな映画批評の本なのでたくさん読まれてほしい本です。
第7位 佐藤猛『百年戦争 中世ヨ-ロッパ最後の戦い』で読む、そもそも「国」って何なのかという話
佐藤猛が中世世界から近代国家が誕生する様を詳細に書いた『百年戦争』が7位。国家というもののそもそもの成り立ちを知ることは、現在の状況を考える上でも示唆に富みます。
第6位 田中純『デヴィッド・ボウイ』を読むことは、ボウイを好きになる一番いい方法だ
田中純による『デヴィッド・ボウイ』が公開から1週間ほどにも関わらず6位!(まあだいたいの記事が公開直後に集中的に読まれてますが) ボウイの世界に深く没入していくのにうってつけの本です。
第5位 國分功一郎『暇と退屈の倫理学』 ミステリ小説のように読める哲学、そしてフェアプレイ感
國分功一郎によるロングセラー哲学書『暇と退屈の倫理学』が5位。この本は本当に哲学入門に最適ですのでぜひ読んでみてください。
第4位 鬼舞辻無惨は都市を体現する。『鬼滅の刃』における他者としての個人主義
吾峠呼世晴『鬼滅の刃』に関する記事が4位。さすがのメガヒットコミックです。あるいは無惨様のファンが読んでくれたのでしょうか。
以上、10位から4位まででした。続いてベスト3の発表です!
(特に意味のないこういうワンクッションをやりたかった)
第3位 映画ファンは「コナン映画」をぜひ見てみてほしい 初心者が語る、王道娯楽スパイアクションとしての『名探偵コナン』
コナン映画の楽しみを紹介した記事が3位。これをきっかけにコナン映画未経験の方が見てくれたら嬉しいですね。
第2位 黒沢清『スパイの妻』「カメラに映っていない場所では、何が起きていてもおかしくない」という緊張感。
私が一番好きな映画監督かもしれない黒沢清の魅力と最新作『スパイの妻』について書いたこちらが2位というのは大変嬉しい結果ですね。ぜひ黒沢清の映画を見てください。
第1位 ムアコック「エルリック・サーガ」で出会う暗黒ファンタジーと葛藤するヒーロー
そして当ブログアクセスランキング第1位は、マイクル・ムアコックによる「エルリック・サーガ」シリーズを紹介したこの記事でした! 2位~4位が映画・映画・漫画でしたので、エルリックが頑張ってくれなければ書評ブログと言いながら映画か漫画の記事が一番人気になるところでした(別にいいのですが)。このエルリックの記事はツイッターでの反響も多く、根強いファンの存在を感じました。
以上、アクセスランキングベスト10の発表でした。今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。