もう本でも読むしかない

仕方ないので本でも読む。SF・文学・人文・漫画などの書評と感想

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2021-12-25から1日間の記事一覧

國分功一郎『暇と退屈の倫理学』 ミステリ小説のように読める哲学、そしてフェアプレイ感

私の哲学との出会い 國分功一郎の『暇と退屈の倫理学』が、10年の時を経ての文庫化である。この機会にみんな買ってほしい。最初は2011年に朝日出版社から、次に増補新版が2015年に太田出版から出ている。このご時世に、哲学の本が10年で3バージョンも出ると…