もう本でも読むしかない

仕方ないので本でも読む。SF・文学・人文・漫画などの書評と感想

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2021-12-02から1日間の記事一覧

『ゴールデンカムイ』には「世界の全体」と、「映画のファンタスム」が描いてある。

「全部ある漫画」 別にこんなところで紹介しなくてもだいたいみんなもう読んでると思うのだが、野田サトル『ゴールデンカムイ』(集英社・ヤングジャンプコミックス)は本当に面白い漫画ですよね。 私はおそらくアニメ化記念の100話無料公開の時に読み始めた…

岡田温司『西洋美術とレイシズム』ほか 芸術は政治でしかありえない

西洋美術の歴史に潜在するレイシズム 岡田温司は私が最もたくさん読んでいる著者の一人だ。著書が多すぎてぜんぜん追いつけないのだが。 この著者の仕事には大きく分けて、イタリア現代思想の紹介と、美術史・芸術批評のふたつのカテゴリーがある。(もちろ…

ジーン・ウルフ『ケルベロス第五の首』 緻密に構成された不確かさ。

国書刊行会「未来の文学」シリーズの完結を記念して、ジーン・ウルフの謎めいた傑作『ケルベロス第五の首』を紹介します。

本のブログはじめます。

こんにちは、こうすけXです。 今までに読んだ本や最近読んだ本の感想などをアウトプットしようと思い、ブログを始めることにしました。 漫画、SF、日本文学、海外文学、現代思想、哲学、批評、歴史などが中心になると思います。 映画やその他のジャンルのこ…