竹書房文庫のSFがやばい!
SF専門の文庫レーベルと言えばハヤカワ文庫SFと創元SF文庫が二大巨頭ではありますが(あと河出とかちくまとか他の文庫レーベルからも面白いSFはたくさん出てますが)、近年は竹書房文庫のSFがどんどん存在感を増しており、気になっている方も多いかと思われます。
竹書房文庫が独自のセレクションによるSFを刊行し始めたのはどうやら2015年頃のようで、それ以来、徐々に刊行ペースを上げながら現在まで気になるSFを世に出し続けています。
サラ・ピンスカーなど同時代の新作はもちろん、イアン・ワトソン『オルガスマシン』やワイドスクリーン・バロックの元祖と名高い『パラドックス・メン』など過去のカルト的作品の発掘、またイスラエルSFやギリシアSFなどの異色のアンソロジーなど、その個性的なラインナップは常に話題になっています。国内作家の傑作短編を集めた年刊「ベストSF」も、創元から引き継ぐ形で2020年から刊行中。
さらに目を惹くのがその装丁。表紙も背表紙も、文庫本のデザインのセオリーを無視するかのような大胆かつスタイリッシュなデザインで、ついつい手元に持っていたくなります。
今回の記事ではそのような魅力あふれる竹書房文庫のSFを、なるべく網羅するような形で新しい順に並べてみました。気になるSFと出会うきっかけになれば幸いです。
それぞれの背表紙も、ぜひ書店でご覧ください!
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